【ひたちなか】甲斐武田氏の発祥の地。主殿造りの武田氏館を無料で見学できる。

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この記事では、武田信玄で有名な武田氏発祥の地が「ひたちなか市武田」であることを記念して建築された「武田氏館」の紹介です。入館無料の施設で見学時間も数十分程度でOK。戦国時代の歴史好きであればひたちなか観光で来たら立ち寄ってみるのが有りの施設です。

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目次

武田氏館とは?→主殿造り様式の記念館

  • 開館時間:午前9時〜午後5時(入館:午後4時30分)
  • 休館日:月曜日、年末年始
*武田氏館の門

武田氏館とは、ひたちなか市武田地区が戦国武将として有名な武田氏の発祥の地ということで、それを記念してつくられた記念館です。

建築的には室町時代の武家建築様式の一つである「主殿造り」でつくられているので、小規模な建築ながら主殿造りの特徴(突き出した中門と簡素化した武家住宅)も学ぶことができます。

なお、遺構として少ない主殿造りについて更に詳しく知りたい方は、国宝建造物である滋賀県大津市の三井寺をおすすめします(>>>外部リンク:https://miidera1200.jp/information)。

主殿造りは、寝殿造と書院造の中間に位置していて主に室町時代に用いられた建築様式となります。

*武田氏館(たけだしやかた)の案内板

ひたちなか市教育委員会によると、武田氏について次のように書かれています。

平成時代末期に八幡太郎源義家の弟、新羅三郎義光は、常陸国へ進出を図ったが、那珂川以南の地がすでに常陸平氏の支配下にあったため、長男の義業を久慈郡佐竹郷(常陸太田市)に、三男義清を那賀郡武田郷(ひたちなか市武田)に配置して、那珂川以北に勢力の拡大を図ろうとしました。
義清は〜(略)〜武田の郷名をとって初めて武田氏を称し、「武田冠者」を名乗りました。〜(略)〜甲斐国に配流となり〜(略)〜甲斐武田氏の祖となりました。

*出典:ひたちなか市教育委員会

つまり、源氏の英雄である八幡太郎源義家の弟である新羅三郎義光さんが、常陸国での勢力を拡大させるために三男をひたちなか市の武田に配置したのが始まりということ。(その後、甲斐に流れる)

調べてみると、常陸守、甲斐守を経て当時の常陸国の有力豪族であった常陸平氏(吉田一族)から妻をとって常陸国での勢力を拡大させたようです。なお、この新羅三郎義光さんの子供から、甲斐武田氏の他に、佐竹氏、南部氏、小笠原氏といった室町時代において有力武将となった方々に繋がります。

中でも甲斐武田氏は一時的に100万石を超える戦国大名にまで成長していますから、そうした方がこの「ひたちなか市武田」が発祥地となったことは地域にとっても誇りなのではないでしょうか(勝手にイメージ)

想定復元でかつ、義清時代とは若干異なる建築様式ですけど、主殿造りは早々見られるものではありませんから建築的にも面白いしですし、展示品も刀剣や鎧など何気にしっかりしていて、入館料無料で維持できているの!?と不思議に思うくらいです。

*厩
*備前住長船清光、水府住勝村徳勝作之(1863年8月)、常陸国直江助共(1863年)

中でも備前住長船清光は武田氏と関わりが深いそうで、特に多くの刀剣を奉納していた武田信玄はこの清光を家の守り神としたとか…

*楯無鎧の復元

>>>受付で購入できる書籍
*Amazonで調べると、こちらの書籍は購入できませんので現地での購入しましょう。

*常陸武田の里(税込550円。受付で販売中)
*武田三代軍記

「武田三代軍記」は、おそらく江戸時代の武田信玄ファンにとっては最高の再読書であったはず(笑)

甲陽軍鑑とあわせて購入して家宝していたのではないかと思います。ちなみに江戸時代の兵法書として最も読まれているだろう甲陽軍鑑はKindleでも読むことができます。

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アクセス方法

ひたちなか海浜鉄道「工機前」駅から徒歩で15〜20分程度(約1.5km)です。

最寄駅から武田氏館までは、住宅街の中を歩くことになるので、一見して分かり難いですが、所々に案内板が設置されているので迷うことはないと思います。駐車場も数台完備されているため自家用車でもOKです。

ということで以上となります。参考になりましたら幸いです♪

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この記事を書いた人

▼水戸〜日立〜いわき〜仙台エリアまでの常磐線沿線都市での生活・ビジネス・まちづくりに役立つ情報・サービスを届けています
▼不動産・建築・都市計画
▼主な活動範囲:水戸〜いわき(相馬+仙台)
▶︎これまでの”都市づくり”の常識を覆し、わたし達が住む地域を住みやすさを世界1位にすることを目的に活動しています。 

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