【鎌倉に近い?】まちづくりの視点から見るいわき市四倉町の魅力(移住先としてあり)

この記事では、福島県いわき市四倉町への移住がおすすめな理由を書いています。

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いわき市四倉町とは?

*四倉町の市街地

福島県いわき市四倉町は、いわき市北部地域の農・漁・工の揃った町です。人口は減少傾向、高齢者の多い町となっていますが、比較的コンパクトな町で暮らしやすさは高い地域かと思いますので、簡単かつ分かりやすく解説しますね。

市街地のある旧四ツ倉町は江戸時代は幕府の直轄地として塩や鰹節の生産、磐城街道の宿場町として栄えていた町です。いわき市内の他の拠点と比べてみると江戸時代から続く比較的人口の多い町(明治時代の当初はまでは平、小名浜に続く都市)であることが分かります。

現在も明治時代の頃の旧市町村(市街地)単位でみると、次のような人口順位です。
*上位5拠点を掲載しています。

順位町名人口
平(平地区の中心街)17,763人
小名浜(小名浜地区の中心街)16,744人
勿来町(勿来地区の中心街の一つ)12,973人
四倉町(四倉地区の中心街)6,650人
常磐湯本町(常磐地区の中心街)6,216人
いわき市内の人口が多い拠点(旧市街地)*令和3年4月1日現在

いわき市については、江戸時代には大きく平藩、湯長谷藩、泉藩、棚倉藩(分領)、笠間藩(分領)、幕府直轄地(小名浜・四倉)があったのですが、このうち、藩や幕府領の中心地で現在も続く市街地は、平、小名浜、四倉となります。その他にも泉や植田、草野、勿来、湯長谷などがありますが、人口が増加している泉を除けば今も成長しているとは言い難い面があります。

ということで、古くから続くいわき市の旧市街地は、平・小名浜・四倉です。

ちなみに、今回の四倉には直接的には関係ありませんが、常磐湯本町も人口が多い地域ですが、江戸時代後期は幕府の領地であり湯長谷藩の領地ではなかったそうです。

ここでこの記事にはあまり関係のない話ですが、今から100年前の大正9年(1920年)における、現在、いわき市の都市を構成している拠点の人口一覧です。四倉町を見て頂くと大正9年には町制に移行しており人口も比較的多かったことが分かると思います。

町・村名人口備考
平町20,175人いわき駅周辺
小名濱町6,632人現在の小名浜地区の中心地
四ツ倉町6,078人四倉駅周辺
窪田村8,101人勿来駅周辺
鮫川村4,903人植田駅周辺
内郷村20,174人内郷駅他
湯本村11,979人湯本駅周辺
草野村3,811人草野駅周辺
久之濱町4,085人久之浜駅周辺
泉村3,782人泉駅周辺
赤井村9,359人赤井駅他
川前村4,914人川前駅他
大正9年のいわき市内の主要拠点の人口 *出典:大正9年国勢調査

小名浜や泉は人口が増加しているので四ツ倉がそこまで人口増加できなかったのは土地の広さと地形にあります。そこに鎌倉との類似点がありますので、そのあたりを重点に解説していきます。

四倉町が鎌倉に似ている理由

*四倉海岸から市街地方面

四倉町の由来は「四つの穴蔵あった」とか「横穴があったため」、1466年に岩城氏の家臣である四倉大膳太夫が四倉の支配地となったことを所以とするそうですが、もう一つの由来として「鎌倉に似ていたから」だそうな。

倉とは、「谷」を意味するそうで、鎌倉の鎌は三方を山に囲まれているために「かまど」を意味する鎌が付けられたそうですが、四倉の場合には、四つの谷があったからなのかもしれないですね。

これは想定ですが、平安海進といって現在よりも海面が高った平安時代には、四倉の海岸はもう少し陸地側だったとすると、海岸まで張り出す山々(崖)は大きく谷を形成しているように見えていたのかも。

とはいえ、地形的には、四倉は谷を形成しています。こちらの資料をご覧ください。南西側の平地と東側の海を除いて谷地に市街地が形成されていることが分かります。これが鎌倉に近いところがあるようなのです。

四倉町の地形図*出典:国土地理院地図

上記から、四倉の市街地は北・西側を山に囲まれていることがわかります。特に北側地域は三方面を山に囲まれているので規模な小さいながら地形的には鎌倉に似ているのかもですね。

ちなみに「地価」に関しては鎌倉と四倉では7〜8倍も異なります。
*鎌倉の人気はすごいということ。

鎌倉市鎌倉地域の地形図*出典:国土地理院地図

鎌倉の場合は、四倉よりももう少し小高い山に三方をがっつりと囲まれています。そのため、山側にはいつくもの切り通りが通っています。*以前、勿来地区の切り通しをYouTubeで公開したので参考にしてみてください。

四倉の場合には北側の山が海まで迫り出していますが、国道6号がトンネルをつくって開通するまでは、旧街道は「太夫坂」といって山越えをするルートが通っていました(現在も通行することが可能)。西側は谷地を通って県道がつくられているので、山に囲まれているのが分かりすいと思います。

この山のおかげで夏はとにかく涼しいです。海から吹く風が山にぶつかって留まってくれるからですかね。

塩屋崎まで続く美しい海岸線を眺めながら毎日散歩して生きるなんて最高だと思いますよ〜。

四倉の海岸線

なお、夏場は時より「やませ」と言って冷たく湿った北東風が吹くことがあり一時的な寒さ(半袖では寒い程度)覆われることがあります。四倉は小高い山々に囲まれているので山にぶつかると、やませに覆われる幻想的な景色が広がりますよ。

鎌倉ほどの寺社建築はありませんが、歴史的な寺社建築もありますし何より海との距離感が近いところは住みやすさという点で一番のメリットかと思います。また、旧街道の名残は随所も残されているので歴史的な旧宿場町というイメージです。

四倉海岸

四倉と鎌倉の気候の違い

東北だけあって、冬場は若干寒いですが夏場が比較的涼しいです。夏場の体感温度は小名浜よりも若干低めです。鎌倉も辻堂よりは少し涼しめかと思われます。

鎌倉(辻堂)四倉(小名浜)
8月平均気温(1992〜2020)26.9℃24.5℃
8月日最高気温(1992〜2020)30.3℃27.9℃
8月日照時間(1992〜2020)214.7時間183.1時間
1月平均気温(1992〜2020)6.0℃4.1℃
1月日最高気温(1992〜2020)10.8℃8.6℃
平均気温等の比較 *出典:気象庁
(注)四倉は小名浜の気象データ、鎌倉は辻堂の気象データ

その他:四ツ倉駅西側では市街地再生が進んでいる

現在、いわき市と地域が一体となって、四倉町の市街地再生に取り組んでいるようです。

実現にはも少し時間がかかるようですが、四ツ倉駅西側の広大な土地などを利活用したまちづくりの取り組みのようです。四倉町の将来にとってはとても良い話だと思いますので、移住を検討する際の参考にしてみてはどうでしょうか。

>>いわき市リンク先:http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1599438023049/index.html

四倉で生活する上での知識

日用品や風邪などの軽度の治療程度であれば徒歩・自転車圏で完結します。それ以外のサービスを受けるようとするのであれば、電車か車を利用して平地区方面まで移動する必要があります。

四ツ倉駅の時刻表を確認頂くと本数が少ない(1時間に1本)と不便に感じてしまうかもしれませんが、それがこの町の良さでもあると思います。「ゆったりと生きましょう」

他の過疎が進んでいる地域ですと電車の本数も少なく列車も老朽化していますが、ここで走っている車両は都内の常磐線でも使われている最新のものです。それに加えて駅舎も綺麗ですし、電車を利用した生活も楽しめると思います。電車を利用すれば、駅近のいわき湯本温泉まで20分程度です。

居住場所を探す上の注意点

四倉町は都市計画上、市街化を促進する市街化区域と市街化を抑制する市街化調整区域を指定しています。

旧四ツ倉の市街地は市街化区域が指定されている地域ですがそれ以外は市街化調整区域となり、農林漁業の従事者以外は基本的に建築することができません(というか、市街化調整区域では車が無いと生活できません)。

いわき市の都市計画情報から閲覧することも可能ですが、農林漁業に従事しないのであれば、くれぐれも市街化調整区域の土地を購入しないよう(不動産業者に間違えて買わされないよう)に注意してください。

また、東日本大震災でも被害を受けましたが津波の被害を受ける地域です。福島県が公表している1000年確率の浸水想定区域によると次のようになっています。1階部分が浸水する恐れがある3m以上のエリアはなるべく避けて欲しいところ。とはいえ、四倉は土地が少ないのと西側は山に囲まれており徒歩でも避難できるので割り切って生活するものをありかなとは思います。

津波浸水想定区域(四倉地区) *出典:福島県(https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/41045a/tsunami-shinsuisoutei.html

四倉のまちづくり上の課題

最後に専門的な知見から四倉の課題を述べていきたいと思います。

四倉町は、地形的な要因といわき市全体の都市計画諸制度の観点から市街化区域を広げることはできません(というか広げる必要がない)。

現在の人口集中地区内の面積約200ha,人口約7,200人(2020国勢調査結果)とすると、人口密度は36人/haとなりますが、都市としての将来の持続性を考慮し徒歩圏でも暮らせるような街を目指そうとすれば少なくとも60人/haは欲しい水準です。仮に60人/haだすると、人口集中地区の人口としては、約12,000人となりますから、医療・商業・福祉などの機能は十分に維持可能と判断できます。

四倉地区の世帯人員は2.43人/世帯ですから今後の減少を加味して2人/世帯とすれば、2,400戸を新たに供給すればいいわけです。人口集中地区の面積は約200ha、そのうち住宅の建築可能な面積を4割として80haとし、計画容積率を100%(指定容積率は200%のため地域性を考慮)、世帯当たりの床面積を〜100㎡ とすれば、8,000戸を供給できる計算となりますから世帯人数が2人とすると16,000人の居住が可能となり、机上論では、80人/haまであげることは可能です。

宿場町として新たに生まれ変わるように飲食店・物販店舗、ホテル・旅館などの整備を進めていくとともに、街並みの統一やイベント・催事の開催などが可能であれば決して不可能な数字ではないように思います。ようはリスクを取って最初に取り組む第一歩が大事(私も人の事をよくいえませんが・・・笑)です。

そうすれば住み替えは進でしょうし、現在のイメージも払拭できるように思いますね。だって、気候や景色は最高のものがあるんですもん。自然以外であれば人や人がつくった人工物の違いのみです。いわきの湯本地区も同じで集中投資と人材を投入すればより良い街になりそう。

四倉地区へはわたし達もいずれ参入してみたいと思います。その時は四倉の皆様よろしくお願いします。

まとめ

ということで以上です。移住を検討する際の参考になっていれば幸いです。

いわき市四倉町への移住を検討してみては?という記事を書いてみました。今後、いわきから水戸にかけても順次書いていきたいと思います。この茨城・福島への移住を検討されている方は是非、引き続きご覧ください。