原発被災地である福島県大熊町の旧街道が『すずめの戸締り』に登場しました!!!

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みなさんは『すずめの戸締り』をご覧になりましたか?

なんと、福島県大熊町が映画の舞台の一つとして登場していました〜!

こんにちは。いつも、当ブログをご覧いただきましてありがとうございます。

先週、『すずめの戸締り』がTwitterのトレンドに上がっていましたよね。既にご覧になったという方もいるのではないでしょうか。

私は勝手に宮崎や神戸が舞台だと認識していたのですが違ったみたいでして…
Twitterの呟きを見てみると、なんでも震災をテーマにしているという。特に「地震」が強調されていると…

ということで、遅れながらも先日、『すずめの戸締り』を観てきました。

そしたら、映画後半で福島県大熊町(戦国時代から続く相馬領の宿場町)が映ってましたよ。
>>>旧熊町が宿場町であった歴史はこちら(岩城(磐城)相馬街道の旧街道と宿場などをGoogleマップで表示【相馬路】

おぉ、福島県!!とちょっと感動。

わたし同様に福島県に縁のある方や国道6号を走行したことがある人は気づいた方いると思います。Twitter上でも大熊町が一瞬映っていたことに気づいた方がいたみたいで、呟いている方いましたねー。

場所は、福島県双葉郡大熊町の6号国道沿いの熊町の街道沿いです。(↓↓ココです)

6号国道を使って、仙台方面まで走ったことがある方はすぐに分かると思います。

特徴的なのは、旧熊町の旧街道沿いです。

大熊町は1954年に大野村と熊町村が合併して誕生したのですが、合併前は村の中心的な場所でした。

江戸時代には磐城(岩城)相馬街道の熊川宿が置かれた場所でもあり、現道の一部は江戸時代の街道を拡幅したのみですのでとても歴史ある場所です。今でも周辺には一里塚や松並木が残っているほか幕末の戊辰戦場の一つでもあります。

江戸時代は熊町から北の地域が相馬藩の領地となっていました。江戸から見たときに熊川宿は相馬藩最初の宿場町で、参勤交代で領主が帰ってきた際には相馬藩士は熊川宿まで迎えに行くのは慣わしだったとか。また、相馬の野馬追いが開催される時期は宿場が混み合っていたことで知られています。

以前は、国道に面して住宅が隣接していました。出入口にはバリケードが設置されていました。

現在は、出入口のバリケードは撤去されているので映画で登場した状況はGoogleストリートビュー(過去写真に変更することで閲覧可能)でしか見ることができないようになっています。

※Googleマップ(2013年時点)

原発の影響を受けた福島県双葉郡の町・村の出身の方であれば、感慨深いものがあるのかなと思います。描かれた熊町は戊辰戦争では戦火で1軒の土蔵のみが残ったとされ、それから僅か143年後には全町民が避難せざるを得ない状況となったいうのは町の歴史的にも大きな出来事といえます。

新海誠監督の作品らしく、美しい情景が描かれているので、私の勝手な想像ですが、きっと観て良かったと感じると思いますね。

映画『すずめの戸締り』ですが、やはり震災をテーマにしていると思われ、大熊町の他にも宮城県の気仙沼市や岩手県の山田町も舞台の一つになっています。鉄道好きの方であれば「あ、三陸鉄道だ!!」と思うはずです。

2011年3月の東日本大震災を経験された方は記憶が蘇るかもしれませんが、失われてしまった町やその美しい状況などを再現されているのが素敵だなと思いました。

ちなみに余談ですが、大熊町は大野村と熊村が合併して「大熊町」となっていて、決して大きな熊がいたからではないようですが、「熊」が付いているだけあって、かわいい熊キャラ推しの町として知れています。

現在は大熊町の一部で立ち入れるようになっており、観光に力を入れているので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

なお、自家用車を所有していない方でも「JR常磐線大野駅(大熊町旧大野村)」からカーシェアを利用できるようになっています。

案内リンクを貼っておきます>>>https://idemitsutajimaev.com/station/


>>>すずめの戸締り公式サイト(https://suzume-tojimari-movie.jp

それでは以上となります。

普段、当サイトでは”まち”の稼ぐ力を伸ばすために、水戸から福島県浜通りエリアにかけての街の魅力や情報を発信しています。現在はWEBを中心に活動していますが、いずれ拠点を設けてまちづくりを行っていきたいと考えていますので、これを機会に知って頂ければ嬉しい限りです♪

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この記事を書いた人

▼水戸〜日立〜いわき〜仙台エリアまでの常磐線沿線都市での生活・ビジネス・まちづくりに役立つ情報・サービスを届けています
▼不動産・建築・都市計画
▼主な活動範囲:水戸〜いわき(相馬+仙台)
▶︎これまでの”都市づくり”の常識を覆し、わたし達が住む地域を住みやすさを世界1位にすることを目的に活動しています。 

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