【JR草野駅】貴重な東京オリンピック木材の再利用とその現実

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こんにちは!

普段はこのサイト(まちスタ)で、水戸から仙台エリアにかけての街の魅力や情報を発信しています。特に、”まち”の稼ぐ力を伸ばすためのアイデアや取り組みについて考えています。

先日、私が役所を辞める前に最後に関与したプロジェクト、JR草野駅のトイレ再整備の完成を見る機会がありました。退職する前々日まで事業者から提案を受けて候補者を決定するプロポーザル資料を作成しており公告資料の決裁を完了させていました。

※JR草野駅(ホーム側から撮影)
※JR草野駅(右側)とJR草野駅公衆トイレ(左側)

このプロジェクトの特徴は、東京オリンピックで使用された木材の再利用にあります。私の期待は、再利用された材料が見て取れるような、地域にとってシンボル性を持った誰もが美しいと感じる建物の完成でした。

美しい木造美と東京オリンピックのエンブレムが草野地区に新しい建築を提供すると信じていたのです。

しかし、役所を辞めてちょうど1年経過して訪れた現場では、私の想像していた建築とは異なる形状の建築物が完成していました…(悲) 実際の建物では、東京オリンピックで使用された木材のエンブレムが見えづらく、私が期待していたシンボル性は少ないように感じました。

※オリンピックのエンブレムは天井の梁に(男子トイレ)…
※JR草野駅ベンチにはわずかに福島県のマークが…
※男子トイレ内部
※トイレ正面(東京オリンピックで使用した木材は…?相当量があったはず…)
※トイレ北側(ホーム側)

ただ、建築は複雑なプロセスであり、さまざまな要素や制約が影響します。役所のホームページからは当時のプロポーザル資料の公開が停止されているため、私が役所を辞めた後にどのような変更が行われたのか、全ての経緯を知ることはできません。

完成した建築物は、多くの関係者の努力と携わった建築士の叡智がもたらす産物であり、その事実には尊重します。

それでも私は、JR草野駅という得意的な特徴(北側に広がる市街化調整区域にしか出せない美しい田園風景と、南東側に広がる人口1〜2万人程度の市街地)の場所で、地域が誇りを持つことができるシンボル的な建築物が完成することを願っていました。

※駅北側に広がる田園風景
※駅南東側の市街地

皆さんはこの新しい建築物についてどう思われますか?

公衆用トイレだからといって、その可能性や影響を過小評価することは違うと私は信じている方です。

それにしても、建築というのは本当に奥深いものです。建築士としての私の視点や情熱をこのブログでお伝えできればと思っています。大層なことは言えませんが、みなさんが私のブログに共感し、考え、学び、そして楽しんでくれることを願っています。

現在はWEBを中心に活動していますが、いずれ拠点を設けてまちづくりを行っていきたいと考えています。これからもブログを書き続けるので、ぜひフォローして新しい記事をチェックしてみてくださいね!

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この記事を書いた人

▼水戸〜日立〜いわき〜仙台エリアまでの常磐線沿線都市での生活・ビジネス・まちづくりに役立つ情報・サービスを届けています
▼不動産・建築・都市計画
▼主な活動範囲:水戸〜いわき(相馬+仙台)
▶︎これまでの”都市づくり”の常識を覆し、わたし達が住む地域を住みやすさを世界1位にすることを目的に活動しています。 

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