「日立市」と「ひたちなか市」の違いを分かりやすく解説。

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この記事では、日立市とひたちなか市の違いを解説しています。

先日、インターネットを検索していたら「日立市とひたちなか市の違い」で調べている方がいるようなのです…。まさかとは違いを調べている人がいるとは?とは思ったのですが、よくよく考えてみれば、茨城に住んでいる方や縁がある方じゃないと分からないですよね。

”ひたち”という文言が入っているとかなり似てるし、実際にどこなの!?となるんですね…
ということで早速解説していきたいと思います。

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目次

日立市とひたちなか市の違い

簡単にそれぞれの都市の違いをまとめる次のようになります。

都市規模的には結構似てると思います(笑)。日立市もひたちなか市も日立製作所関連企業のお膝元ですし、異なるのは位置や地形、気候(後ほど解説)ぐらいでは思います…

日立市ひたちなか市
東京からの距離約150km約120km
水戸からの距離(市役所間)約38km約8km
面積225.9k㎡99.96k㎡
人口(令和2年国勢調査)174,508人156,581人
GDP(令和元年名目)8,734億円8,053億円
主要駅・日平均乗車数(2021年)日立駅
8,213人
勝田駅
9,877人(JRのみ)
都市圏・都市圏人口日立都市計画区域
約20万人
水戸・勝田都市計画区域
約56万人
ひたち海浜公園⭕️
日立市かみね動物園⭕️
日立市とひたちなか市の違い

日立市とひたちなか市は30km程度離れている

日立市とひたちなか市は30km程度離れており、普通電車では24分前後、特急では18分前後要します。

また、ひたちなか市は水戸市や大洗町などと、日立市は西側に位置する常陸太田市と同じ都市圏であり、日常生活圏も異なります。

加えて、気候も若干異なり、ひたちなか市は関東平野に属しており平野と台地に市街地が形成されていますが、日立市の西側は、福島県浜通り地方から続く阿武隈高地の南端が位置しており、かつ太平洋に近接しているため、ひたちなか市よりも夏涼しく冬に温暖な気候となっています。そのため、日立市は市街地に平地が少なく市街地の人口密度も高めです。

気候や都市圏に関しては、こちらの記事で詳しく解説しておりますので良かったらご覧ください。

ひたち海浜公園はひたちなか市

春のネモフィラや秋のコキアで全国的にも有名な「国営ひたち海浜公園」は日立市ではなくひたちなか市に立地しています。

ひたち海浜公園の最寄りの駅名が阿字ヶ浦であったり勝田(ひたちなか市が合併する前の都市名)のため、どうしてもひたちなか市に「国営ひたち海浜公園」が立地しているのではなく日立市では?と勘違いしてしまう方も中にはいるようです。

元々、江戸時代は水戸藩として日立市もひたちなか市も同じ領内で、かつ、常陸の国と呼ばれていたこともあって、ひたち海浜公園も当時は、計画当時は、国営常陸海浜公園基本計画というように”常陸”を使っていたのですが、常陸(=ひたち)と読めないということもあってか、”ひたち”にしたようです。

この”ひたち”によって、日立市とひたちなか市(勝田市と那珂湊市が1994年に合併)のどちらに公園が立地しているのか混乱が生じているみたいですね。

なお、公園を管理している関東地整(国土交通省関東地方整備局)における正式な事務所名は「国営常陸海浜公園事務所」と漢字の常陸を使用しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

両方の都市に似たような”ひたち”が入っていますが、日立市とひたちなか市は別の都市であることがよく分かって頂けたと思います。ちなみにですが、都市形成の歴史も異なり、100年前の人口を見ると歴史的な成り立ちも理解することが可能ですので、良かったらこちらの記事もご覧ください。

なお、日立市は茨城県北部の主要都市。ひたちなか市の主要駅である勝田駅は水戸駅の隣で都市圏も同一であり一体的な生活圏が形成されているのと、若干、気候も異なるのでそれぞれの都市の良さがあります。

それでは以上となります。こちらの記事が日立市とひたちなか市の違いを知る上で参考になっていれば嬉しい限りです。

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この記事を書いた人

▼水戸〜日立〜いわき〜仙台エリアまでの常磐線沿線都市での生活・ビジネス・まちづくりに役立つ情報・サービスを届けています
▼不動産・建築・都市計画
▼主な活動範囲:水戸〜いわき(相馬+仙台)
▶︎これまでの”都市づくり”の常識を覆し、わたし達が住む地域を住みやすさを世界1位にすることを目的に活動しています。 

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