この記事では、 那珂市の曲がり屋についてレビューしています。観光するかどうかの判断に使ってもらえれば幸いです。
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曲がり屋のレビュー
曲がり屋とは、那珂市の江戸時代の農家住宅です。
- 建築年:1862年(文久2年)
- 床面積:179.85㎡
- 構 造:木造平屋、一部2階建て
- その他:那珂市指定文化財(平成11年復元)
- 開館時間:午前9時〜午後4時30分
- 休館日:毎週月曜日
- 入館料:無料
通常の農家住宅と異なる点は、通常の農家住宅は長方形ですが、「厩」と言って、牛・馬舎・土間の部分が突出していて鉤の手の形状(L型形状)になっているので、その”曲がり”から「曲がり屋」と呼ばれたそう。
理由は、様々あるそうなのですが、冬の北東の風が母屋に直接吹き付けるのを防ぐためだったり、重要な労働力であった牛や馬を家族同様に大切にするために母屋内に設けたとも言われるそうで、こうした曲がり屋は、東北地方と茨城の一部で見られているようです。
東北地方でいえば南部藩(岩手県)の遠野地方で見られる曲がり屋があり、中でも遠野市の曲がり家は国の重要文化財に指定されているそうです。
いわゆる農家住宅を見学することができます。見学時間は10~20分程度と考えて良いです。
本題からズレちゃいますが、江戸時代も後期になると中期頃に比べて柱の大きさが小さい傾向にあるためか、若干、華奢な印象に見えます。
それでも大黒柱は大きいですが、農家住宅の見学というと、太い柱・梁にあるのかなと思いますので、江戸時代中期ごろの見た目がしっかりした印象の建築物を見学したい方にはあまりおすすめできるとは言い難い。
それでも長方形ではなくL型の農家住宅は珍しいので那珂市観光に行ったら見に行っても損はしないかも。
アクセス方法
那珂市の中心駅である「上菅谷駅」から徒歩で10分程度(距離にして1km程度)となっています。駅の西側に位置し、那珂市役所方面となります。
ということで以上となります。参考になりましたら幸いです。