この記事では、首都圏エリアのスイカと仙台エリアの交通系ICカードであるスイカでは、跨いで利用することができない課題について書いています。
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Suica:首都圏エリアと仙台エリアで跨げない課題
※JR常磐線桃内駅(首都圏エリアと仙台エリアの境界駅でSuicaの設置がない)
JR常磐線浪江駅(福島県浪江町)までが首都圏エリア、小高駅(福島県南相馬市)より以北は仙台エリアとなっているので、例えば、原ノ町駅(南相馬市の中心駅)からいわき駅までSuicaでの利用ができないため紙の切符を購入する必要があります。
エリア間をまたぐことができない理由としては技術的なテクニカルの問題みたいでして早々簡単には解決できないと考察されている記事があったので、おそらくそうなのだろうと思います。簡単に解決できるのであればJR東日本さんのほどの資力がある企業であれば早期に解決しているはずですものね。
システムと運賃システム上、現状では仕方のないようです。
南相馬→双葉郡・いわき市に移動している一日の数
ちなみに実際、どの程度の方が南相馬市と浪江町を跨いで通勤・通学を行なっているかというと、最新の2020年国勢調査結果では次のようになっています。
仙台市・名取市・岩沼市・山元町・亘理町・新地町・相馬市・南相馬市からいわき市+JR常磐線沿いの双葉郡町への通勤・通学者数:478名
*出典:2020年国勢調査結果をもとにまちづくりスタジオが編集
このうち、鉄道利用者は地方の交通分担率から3〜5%程度と想定できるので、多く見積もっても、一日あたり数十名程度となりますから、Suica利用ができなくてもそこまで不便に感じる人は少ないのかな・・・と思われるところです。
仮に相互利用できるようになっても使っている人は便利と感じても新たな利用者客獲得までにはつながらないのかもしれないです。
とはいえですが、先ほどの478名という数値は2020年の国勢調査結果ですから、現在は双葉郡の復興がさらに進んでいるのであと5年後の数値ではもう少し増加していると考えられます。
ということで、首都圏エリアと仙台エリアでは各エリア間でSuica利用を跨ぐことができない課題について書いてみました。
いずれにしても鉄道利用者数が増加しない限りは課題解決の一歩にもならないので、双葉郡・特に大熊町や双葉町、浪江町、富岡町の復興がより進み、鉄道利用者数の増加につながる官民上げての施策が実施されることを願うばかり。
それではまた!