いつも当サイト(UPS)をご覧いただきありがとうございます。
当サイトでは”まち”の稼ぐ力を伸ばすために、水戸から仙台エリアにかけての街の魅力や情報を発信しています。
現在はWEBを中心に活動していますが、近々、拠点を設けてまちづくりを行っていきたいと考えていますので、応援して頂ければ嬉しいです♪→サイトのブックマーク登録&インスタフォローをお願いします☆ エンジェル投資家さんも随時募集しています♪
いわき市にリンガーハットは一店のみ
いわき市内のリンガーハットは、いわき市小名浜地区にある「イオンモールいわき小名浜」のみとなります。わたしの知り合いや友人も驚いていたのですが、平成30年にイオンモールいわき小名浜が出店するまでは、一店舗もありませんでした。
「都内に住んでいたときはどこにでもあったのに・・・もっと食べてくればよかったと」
リンガーハットのちゃんぽんファンの方って結構いるんですよね。ですので、地方に来るとリンガーハットが無い事実に驚いたり悲しんだりします。
最も近いリンガーハットは、ひたちなか市ですから、いわきから90km近く離れていることを考慮すると、簡単に行けるような距離じゃないし、そこまで時間と移動費用をかけて足を運ぶ場所かと言われるとそうでもないみたいな・・・そのような感じかなと思います。
せめて、日立市に欲ちいぃ・・・と考えている方も多いはず。
でもですね、水戸駅前に立地できない状況からも日立駅前に立地できるわけがないのです。
餃子の王将もそうですが、できれば駅前に立地して欲しいと考えている方が多いのではないでしょうか。わたしも「駅前に欲しい〜〜!!」と強く願っている派です。(都市計画を専門としているので駅前に立地できない理由は当然わかっているのに・・・笑)
なお、リンガーハットさんの出店条件を確認すると次のように書かれています。
- 「ビルインタイプ」
- 募集地域
首都圏 : 東京・神奈川・千葉・埼玉の乗降客が5万人以上の駅周辺
面積・階層 店舗面積 : 20~40坪程度,階層:1F
出店可能なのは、東京・神奈川・千葉・埼玉県でかつ、乗降客が5万人以上の駅周辺のみ立地できる規定となっています。つまり、福島県や茨城県にはそもそも出店を検討しないばかりか、乗降客が5万人以上の駅が水戸〜いわきの間にありません(水戸駅で約4.4万人)ので、現状では絶対に絶対に出店しません。
ちなみにリンガーハットさんの出店条件のページを確認するとと、ロードサイド型やフードコートタイプでも茨城や福島では出店できないようですので、イオンモールいわき小名浜やファッションクルーズに出店できているのって慈善事業(広告)なのではと思うくらいです。
いつの日か・・・撤退してしまう前に食べておいた方がいいかも。と考えています。
地方の駅前に大手チェーンが出店するためには?
最も分かりやすい指標としては、駅の乗降客数や駅周辺(半径1km圏域)の人口数です。
乗降客数が多ければ、その周辺道路を歩行する人も多いため入店する可能性も格段に上がります。
自家用車に比べると徒歩・自転車の方が来店頻度が高くなるため1回あたりの消費額は自家用車に比べて低いものの、頻度が上がるために駅前全体の消費額増加につながります。
ご自身の行動で考えてみてください。
単純に駅から歩いて1kmの範囲内に店舗や飲食店が多ければそれだけ外出する機会が増加しますよね。一方で、徒歩圏域に店舗や飲食店が少ないと外出する機会は減り、数km離れた店舗等に自家用車で移動することになります。
目的地(目的となる店舗)があって移動するか、目的もなく滞留するかどうか。
どちらが、駅周辺の活性化につながるでしょうか。
もちろん、目的無しの滞留です。
地方都市ですと、昭和40年代ごろからの郊外の住宅団地造成と想定よりも人口が増加しなかったために駅周辺の人口密度が低下しており、飲食店や店舗の経営難易度が非常に高いです。
駅前周辺に一定の人口(40~60人以上/ha)や事務所機能等が集積されていればいいんですけど、地方都市だと難しいですよね。
解決する方法としては、太ってしまった市街地をスリム化するしかないです。少しづつ少しづつ昭和20~30年代の都市構造に近づけていく(もちろん新たな住宅団地造成地も許容しながら)、人口とオフィス系機能の集積を行っていく方法が効率的かつ最も現実味がある手法です。
確実に人口減少が進む中でも都市の最適化に向けて道筋をつくっていくそのような取り組みを当社では行っていく予定ですので、今度ともよろしくお願いいたします^ ^