この記事では、水戸光圀公が隠居生活をしていた常陸太田の「西山荘」について見どころを書いています。
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江戸時代後期の建築らしい建築物が見られる
ん?!と思った方。
西山荘(西山御殿)は江戸初期の建築物だから後期じゃないでしょ。と誰もが思いますよね。
水戸黄門がこの西山荘で過ごした期間は1691年から1700年12月6日までですので、江戸初期の建築物と思いがち。ところがこの西山御殿については、1817年に焼失しており、その2年後の1819年に再建されたもので、現存するものではありません。
つまり、江戸時代後期の建築物となります。
それでも建築年から200年近い歴史があるため国指定の史跡・名勝として登録されていますが、一つ注意点があります。それが、建築物自体は国の重要文化財ではありません。というのも、1819年に再建されたときに”規模を縮小して再建”されているためです。ですので、水戸光圀公が隠居した建築物に完全一致しているわけではありません。
実際、江戸時代後期の農家住宅で見られる決して太くはない柱はその典型…(間違えていたらすみません。質素に出来ているため地震被害も受けやすい)。
おそらく、創建当時は、いくら質素倹約とはいえ、元藩主の住居としては最低限の対策を行っていたはずですから、江戸初期から中期頃の特徴である太い柱に太い梁による架構だったのでは?個人的には思います。
とはいえ、国指定の史跡であることから当時の庭園の雰囲気や隠居所の佇まいなどは残されているため、水戸光圀公が過ごしたであろう9年間、どのような思いで過ごしていたのか知ることができます。なお、施設・庭園は綺麗に維持管理されていますが西山荘内部には入ることができませんから注意が必要です。
料金は一人1,500円です。見学時間としては30分ほど。
民間が管理しているため施設維持の観点からこの料金なのだろうと思いますが、施設に入る前の庭園(御前田)は、管理が行き届いていなくて朽ちた東屋が残されていたりするので、経営的に厳しいのだろうかと心配するほど…後世に残していくべき施設だとは思います。
ただし、建築物に入って見学することができないため、施設内部に入ることは出来ませんとちゃんと案内で書いておかないと、期待して来た人が落胆すると思いますから配慮して欲しい…(余計なお世話かもしれないですけど、遠方から来られる方はガッカリすると思います)
>>>茨城県内は歴史的な建造物等が数多くある地域ですので、西山荘以外にも見学できる場所が多くありますので良かったらこちらもご覧ください。
この西山荘と同じ施設管理者が運営している水戸徳川ミュージアムもあります。以前、来訪した際に記事にしていますので良かったらこちらもご覧ください。
ということで、最後にアクセス方法です。
アクセス方法
常陸太田駅から路線バスでアクセスすることが可能です。
鉄道も路線バスも運行本数はそこまで多くないので、運行時間をチェックをして乗車することもおすすめします。なお、路線バスを運行している茨城交通ではGTFSに対応しているため、Googleマップやアップルマップでの経路検索が可能となっていますから使ってみると便利です。
ということで以上となります。参考となりましたら幸いです。