さきに謝っておくと、梅の時期の写真は掲載しておりません(泣)。時期を逸してしまっています。しかしながら、専称寺は国指定の重要文化財を有する貴重な建築物を有していますので、いわき市に来たら一度は見に来て欲しいところ。
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専称寺へのアクセス方法
いわき市の中心駅である「いわき駅」からの距離は約4〜5km。
専称寺の近くまで路線バスも運行はしていますが運行本数が少ないため、車か自転車がおすすめ。車ですと、いわき駅前にタイムズさんのカーシェアを利用可能です。
専称寺さんには数台の駐車場がありますが、台数に限りがあるためなるべくなら路線バス(300円)か自転車の方がいいのかなーと思うところですが、路線バスは一日に5本(いわき駅発8:50,11:00,15:50,17:55,19:15)しかありません。しかも土日祝は運行していないので休日は車か自転車の一択です。
専称寺とは?
一昨年まで改修工事を行っていたのですが、現在は全ての建築物を拝観することができます。建築的に価値があるのが、国等の文化財に指定されている次の建築物です。
- 本堂:国指定重要文化財、建築年1671年
- 庫裏(読み方:くり):国指定重要文化財、建築年1690年
- 総門:国指定重要文化財、建築年17世紀初期
- 鐘桜堂:市指定有形文化財、建築年1778年
建築当時に比べると屋根葺きが若干異なるようですが、基本的な形は当時のままのようですので、とても貴重なようです。
また、敷地内には立派な梅の木が多く植えられています。どうも以前からあったようですが、ここまで多くなったのは昭和時代に入ってからのようです。なんでも檀家さん達が植林したのだとか。境内には約500本ほどの梅があるそうです。
ですので、梅の時期に見に行くというのが正解のようです。ちなみに美しい太平洋も見られますからおすすめ。
創建は1395年(応永2年)。歴史的には室町時代。南北朝の動乱が終わり、足利義満将軍の登場により応永10年からは一時的な平和が持たされた時代です。
京都の金閣寺が1397年に建築されたり、日明貿易が開始される頃。いわき地方でも南北朝の動乱が終わって、上遠野、小河、岩城、白土、好間、岩崎、窪田といった現在の地名となっているような有力者が台頭してきたころ。
江戸時代は浄土宗名越派の総本山だったそうです。
つまり、僧侶さんが学ぶ大学的なところ。浄土宗とは鎌倉仏教の一つで法然さんが開祖です。名越派(なごえは)とは、厳密には浄土宗鎮西派名越流というのだとか、法然さんの死後、教義の解釈の違いで分派が起こったそうで、名越派は関東で広まった3派の一つだそうです。
中学時代の歴史で学びましたよね。法然さんといえば、「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば、死後は平等に往生できるという専修念仏の教えを説いた方です。
中でも専称寺は江戸時代に東北地方の最大規模を誇ったらしく、東北地方の方々は学びに来られたそうです。
本堂自体の床面積は約400㎡ですので、それなりの規模ですから、江戸時代は多くの方がここで学んだのでしょうね。同じく重要文化財に指定されている「庫裏」で多くの若手僧侶さんが寝食をされていたのかと思うと、とても感慨深い。
ということで以上となります。できれば梅の時期が良いようです。とはいえ、梅の時期は混んでいますから注意が必要です。
*インスタでは、ブログに掲載していない専称寺さんの写真を掲載しています。